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2019/01/14

アジー100mg


アジー100mg


動物でも細菌類やマイコプラズマ、クラミジア、などに感染することがあります。アジーはこれらの感染症でもしっかり効いて、頼りになる抗生物質です。
本剤の先発薬はファイザー製薬が製造しているジスロマックで、ジェネリックのアジーは、効果も有効成分も先発薬とは変わりがありません。

アジー100mgはマイコプラズマやクラミジアを代表とする細菌を殺菌するお薬で、細菌が原因の様々な病気に用いる抗生剤です。

インドにある製造元シプラは1935年に設立された会社で、インド国内ではジェネリック薬品の製薬会社としてトップ4にも入ります。全世界170カ国を超える国々との取引を展開しており、エイズ(HIV)治療でも有名です。
ジスロマック(ファイザー製薬)のジェネリック薬品ですから、有効成分も効果も同じでありながら、費用を抑えることができます。
細菌類だけでなく、マイコプラズマ・クラミジアなどに対しても効果があり、呼吸器系感染症や皮膚感染症、その他幅広く使えます。
本剤はアジスロマイシン 100mgを含んでおり、水に溶かしても使用可能で、お薬を与えるのに苦労している飼い主さんでも、錠剤よりも与えやすいタイプの抗生物質です。
アジー100mgにはマクロライド系抗生物質のアジスロマイシンが有効成分として 100mg入っています。世界トップブランド・アメリカのファイザー製薬により、エリスロマイシン(抗生物質)を元に作られた抗菌剤ジスロマックのジェネリック薬品です。
アジスロマイシンは、動物でよく見られる感染症の原因となる細菌やマイコプラズマ、クラミジア、などの非細菌類にも効果を発揮し、病原体の増殖を抑えたり、殺菌作用も見られます。
この抗生物質の作用機序は、細菌類がタンパク質を合成できないようにして菌の増殖を防ぐというものです。
犬:体重1kgに対して5?10mgを1日1回が基本用量ですが、犬の体調や症状により調節が必要です。獣医師の処方通りに投与して下さい。
猫:体重1kgに対して 5?15mgを1日1?2回が基本用量ですが、感染症以外の全身症状などにより調節が必要です。獣医師の処方通りに投与して下さい。
広い範囲での細菌類に効果があり、呼吸器や皮膚、泌尿器、などの感染症や、細菌性外耳炎・中耳炎などに処方されることが多いです。
本剤は抗生物質ですから、ウイルスやカビ(真菌)への効果はありません。
本剤は白色で丸い錠剤で、1箱 60錠入りです。水に溶けやすいタイプです。
全ての抗生物質は、適切な使い方がなされない場合には、耐性菌を増やす、感染症が悪化する、複雑化する、などの悪影響が出ます。必ず獣医師の指導に従って下さい。
動物に対する投与量は獣医師が決定するため、飼い主さんの判断での増減はしないで下さい。感染症の悪化を招きます。
投薬期間は、獣医師の判断で1週間以上になることがあります。症状に応じての期間であるため、指示された期間は継続投与して下さい。
飼い主さんの判断での投薬中止は非常に危険です。症状が改善していても、獣医師の中止指示が出るまでは、投薬を続けなければなりません。
以前から肝臓に問題がある動物に対しての投与は、獣医師の管理下で慎重に行って下さい。
主な副作用は、下痢、嘔吐、腹痛、などです。これらが見られた場合は、直ちに投薬を中止して、獣医師の指示に従いましょう。
心臓機能に異常(不整脈など)が見られることがあるため、投与中は注意して下さい。
腎臓機能に異常を来たす場合があります。獣医師の指示に従って、血液検査などは定期的に行いましょう。
投薬中に肝臓機能に異常が見られることがあるため、常に血液検査などで状態をモニターして下さい。
妊娠している動物や、その可能性がある動物、授乳している動物、などに対する投与は控えて下さい。
生後1年以内の動物に対しては、獣医師にご相談下さい。

アジー100mg

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